金融庁は銀行カードローンの規制に動くのか

銀行カードローンの貸出額の増大が止まりません。これは2010年の改正貸金業法の完全施行によって貸金業者に総量規制が課されてから特に顕著になってきました。銀行カードローンは総量規制の対象になっていません。しかし、何も無ければこれは問題にならなかったのでしょうが、2016年に銀行カードローンがやり玉に上げられる事態になったのです。

それは2015年度の自己破産申請件数や個人再生申請件数が増加に転じたことです。消費者金融などの貸金業者の貸出残高が大幅に減っているにもかかわらず、銀行カードローンの貸出残高は大幅に増加し、その結果として自己破産や個人再生が増えたと判断されたのです。

そして、そのことを重大に見た金融庁は実態調査をすることになって初めて銀行側も動き出し、全国銀行協会が自主規制を要請することになりました。しかし、自主規制で銀行カードローンの貸出残高が減ることはおそらく無いと思われますから、いくら銀行とズブズブの関係と言われている金融庁も銀行カードローンの規制に動かざるを得なくなるというのが合理的な見方です。お堅い銀行も目の前の儲け口にはその堅さは発揮されることはなかったということなのでしょう。

金融庁は銀行カードローンの規制に動くのか
Tagged on: